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原状回復・修繕業務 8年 / フロアコーティング職人 6年
退去立会い・原状回復工事の現場に10年以上携わり、これまで5,000件以上の賃貸物件を担当。豊富な現場経験をもとに、物件ごとの状態や契約内容を踏まえた適切な原状回復工事の判断・提案を行っている。
専門分野: 住宅設備の交換・建具の修繕・室内の補修工事
担当業務: 退去立会い・リフォーム施工・在宅修繕
保有資格: 一般建築物石綿含有建材調査者
神奈川県横浜市神奈川区の3LDKの賃貸物件にて、退去立ち会いから原状回復工事を行いました。
今回の室内では、LDK・洋室・収納・廊下・トイレ・洗面所など広い範囲でクロスの家具跡や経年汚損、シミが確認されていたほか、和室壁面には汚損や剥げがありました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エリア | 神奈川県横浜市 |
| 間取り | 3LDK |
| 日数 | 30日 |
| 費用 | 766,462円 |
| 施工内容 | ハウスクリーニング・エアコン内部洗浄・浴室コーキング・鏡ウロコ洗浄・畳表替え・クロス貼替え・トイレ洗面交換・襖貼替え・キッチン手元灯・浴室スパウトパッキン・補修工事・共用部養生 |
また、今回の物件は原状回復工事を行う際に工事申請が必要な物件でした。
原状回復工事では室内の施工内容だけを決めればよいとは限りません。物件によって工事に関するルールが異なるため、今回のように工事申請が必要な場合には、申請を前提として施工手配や工程を進める必要があります。
レシオ今回は、工事申請を伴う原状回復工事をどのように組み立て、各箇所をどのような判断で施工したのかをご紹介します。


今回の物件では、LDKや洋室を中心に家具跡や汚損があり、トイレ・洗面所にはシミ汚損も確認しました。
また、和室の壁には経年による汚損や剥げがあり、窓枠や腰高窓の天板にもシート剥がれや傷みが生じていました。
・3LDKクロスの家具跡・汚損
・畳汚損
・障子の穴
・襖の経年変色
・キッチン手元灯熱割れ
・トイレ洗面の水漏れ
・各部屋窓枠シート剥がれ
・腰高窓天板剥がれ
・浴室スパウト水漏れ
・シーリングライト残地物
・工事申請&共用部養生
さらに、水回りについてはトイレ洗面の蛇口・プッシュ部分や浴室スパウトで水漏れへの対応が必要でした。
見た目を整えるだけでは次回入居の準備として十分ではないため、内装・設備・清掃まで含めて原状回復する必要があると判断しています。
今回の物件では、室内で原状回復工事を行う前に工事申請が必要でした。
そのため、施工箇所だけを確認して工事へ入るのではなく、必要な申請を行ったうえで建物のルールに沿って施工を進めています。
また、材料や工具の搬入・施工時には共用部を使用するため、エントランス・エレベーター・共用廊下を養生しました。室内をきれいに仕上げることはもちろん、施工中に共用部を傷つけたり汚したりしないことまで含めて原状回復工事と考えています。



RATIO美装では、工事申請が必要な案件のご相談もうけておりますので、お気軽にお問い合わせください。
今回の主な施工内容は以下の通りです。
・ハウスクリーニング / エアコン内部洗浄
・浴室コーキング打替え
・浴室鏡ウロコ洗浄
・浴室スパウトパッキン交換
・畳表替え
・障子貼替え
・3LDKクロス貼替え
・トイレ洗面交換
・キッチン手元灯交換
・襖クロス貼替え
・窓枠シート&腰高窓天板補修工事
・シーリングライト撤去
・共用部養生
今回は全面的に新品へ変更するのではなく、現在の状態と施工後に求める仕上がりを確認しながら方法を選びました。
既存部材を使用できる部分はできる限り活かしながら、交換が必要な設備には適切に手を入れることで、工事費と仕上がりのバランスを取りつつ、次回入居に向けて見た目と機能の両方を整えています。
ここからは、施工前の状態と実際に行った工事内容を、Before・Afterの写真とあわせて施工箇所ごとにご紹介します。


BEFORE


AFTER
LDK、左右の洋室、収納、廊下には家具跡や汚損が確認され、トイレ・洗面所ではシミ汚損が見られました。
特に今回判断が必要だったのが和室です。
既存の繊維壁には汚損や剥げがありましたが、同じ材質での貼替えが難しい状態だったため、無理に既存仕様へ戻すのではなく、クロス仕上げへ変更する方法をご提案しました。
クロスへ変更することで施工可能な方法へ切り替えながら、和室壁面全体の仕上がりを整えられます。
既存仕様に固執せず、現在施工できる方法の中から次回入居に向けた仕上がりを確保することを重視しました。


BEFORE


AFTER
施工前は障子紙の一部が破れ、穴が開いている状態だったため、そのままでは和室全体の見た目にも影響してしまいます。
そこで、障子本体や組子はそのまま活かし、傷んだ障子紙を貼り替える方法を選びました。必要以上に部材を交換せず、既存部分を活かしながら仕上がりを整えることで、コストにも配慮しています。


BEFORE


AFTER
トイレ洗面は蛇口・プッシュ部分からの水漏れが確認されていたため、次回入居後も使用する設備として本体を交換しました。
デザインやカラーも古いタイプの設備を新しいデザインの設備に変えることで、見た目の変化による清潔感もアップしました。


BEFORE


AFTER
手元灯に熱割れ・ヒビが確認されていたため、照明器具を交換する判断としました。
設備や部材については、見た目だけではなく、次の入居者様が使用することを前提に状態を判断する必要があります。


BEFORE


AFTER
既存の襖は大きな破損こそないものの、表面に経年によるくすみや使用感が見られ、室内全体が少し古く見えてしまう状態でした。
そこで今回は、本体をそのまま活かしながら表面を貼り替えることで、必要以上に交換範囲を広げず、コストと仕上がりのバランスに配慮しています。



貼替え後は和室全体が明るく整い、次の入居者様を迎えやすい空間へ改善しました。


BEFORE


AFTER
浴室では、カビが見られた鏡まわり・床・立ち上がり部分はコーキングを打ち替えました。
洗面のコーキングも、すきまや変色が確認されたため打替えを行っています。



コーキングを打替えるだけでも、水回りの清潔感に繋がります。


BEFORE


AFTER
玄関下部・右洋室・LDKの窓枠ではシートの剥がれが確認され、右洋室・LDK・和室の腰高窓天板にも剥がれや傷みがありました。
窓枠については下地処理を含む補修を行い、腰高窓の天板については傷んでいる4箇所のシートを貼り替える方法を選びました。
見た目を改善するために必要な部分へ施工を絞ることで、仕上がりと工事費のバランスに配慮しています。


今回の現場では、クロスや水回りなど室内の施工だけでなく、工事申請が必要という物件側の条件も考慮する必要がありました。
そのうえで、必要以上に交換範囲を広げず、補修・貼替え・部品交換などを使い分けながら、次回入居に必要な状態へ整えることを特に意識しています。
① 工事申請が必要な条件を踏まえ、共用部養生まで含めて施工を組み立てる
室内で何を施工するかだけではなく、工事を始めるために必要となる条件を踏まえて施工を組み立てることが重要になります。また、施工時にはエントランス・エレベーター・共用廊下の養生も行う内容としました。
原状回復工事は専有部だけで完結するとは限りません。こうした物件ごとの工事条件も確認したうえで施工計画に反映し、管理会社様が工事全体を進めやすい状態にすることを意識しました。
② すべてを交換せず、補修・貼替え・部品交換を使い分ける
今回特に意識したのが、傷んでいる箇所をすべて新品へ交換するのではなく、状態に合わせて施工方法を選ぶことです。
「交換するか・残すか」ではなく、「どの施工で必要な状態まで戻せるか」を判断することで、仕上がりを確保しながら必要以上に施工範囲を広げないよう配慮しました。
③ 既存仕様に固執せず、クロス仕上げへ変更して今後の管理性にも配慮
和室の繊維壁は汚損や剥がれが見られましたが、同じ材質での貼替えが難しい状態だったため、今回はクロス仕上げへ変更しました。
既存仕様をそのまま再現することにこだわるのではなく、現在施工可能な方法の中から、見た目を整えやすく、今後の補修や張替えにも対応しやすい仕上げを選んでいます。次回以降の原状回復時にも扱いやすい状態にすることを意識しました。


RATIO美装では、一都三県を中心に賃貸マンション・アパートなどの退去後の原状回復工事を承っています。
クロスや床材の張替え、建具補修、設備交換、水まわりの施工、エアコン洗浄、室内全体のハウスクリーニングまで、物件の状態に合わせて対応いたします。
「交換したほうがよいのか、補修で対応できるのか判断してほしい」
「退去後の工事をまとめて依頼したい」
「次の入居募集までに室内を整えたい」
といったご相談にも対応しています。
原状回復工事をご検討中の管理会社様・オーナー様は、RATIO美装までお気軽にご相談ください。













